2016年のシュトレンの製造が始まっています。
今日から2ロット目を作ります。
覚え書として少し書きますね。
一年に一度の、
大切なお菓子として緊張感いっぱいで作ります。
空色cafe.のシュトレンは、
本場ドイツのレシピを基本に作っています。
なので、長期間洋酒に漬けたドライフルーツは使いません。
(イギリスのクリスマスケーキは、長期間洋酒につけたものを使います。)
ドライフルーツも3種類のみです。
シンプルで奥深いのが特徴です。
中に混ぜ込むドライフルーツは、
基本の3種類。
有機レーズン、有機サルタナレーズン、自家製の無農薬栽培柑橘ピール。
2016年は日本酒にひと晩漬けて、
香りと旨みを移しました。
選んだ日本酒は、仁井田本家の「旬味」
自然酒のなかでも抜群の旨みのあるお酒です。酵母は天然酵母。
生地には、北海道産の小麦粉、
オリジナルブレンドの有機スパイス、
シシリー島のオーガニックアーモンドプードル、
素精糖、
国産の発酵バターを使います。
極々、上品な香りで作りたいので、
発酵バターは、カルピスまたは高千穂を使っています。
(オーガニックスパイスたち)
これらを入れた生地を練って、
発酵バターと自然酒の香りを移したドライフルーツを混ぜ込んで、
じっくり発酵させていきます。
(生地の量と具の量が同じ位!入れすぎでしょうか。)
この時点でもう、
幸せな優雅な香りに満たされています。
うっとり酔いしれています。
ドライイーストではないので、
じっくりじっくり。
1.5倍ほどに膨れたでしょうか。
ふわんふわんになった生地を分割して、
整形していきます。
自家製マジパン(中央の棒状のもの)に
奥会津産栃はちみつを使っています。
それをやさしくやさしく、
生まれたてのわが子を包むようにくるんでいきます。
(ごっつぁんファームの生きているはちみつ「MISHIMA HONEY」)
空色cafe.では小さなオーブンを使っていることもあって、
パウンド型に入れて焼きます。
もちろん型に塗るバターも、
発酵バター。
ひとまわり大きくなったところで、
オーブンで焼成します。
おいしそうな小麦色に焼きあがったら、
溶かした発酵バターのプールに入れて
全体をコーティングします。
つやつやさん。
これでさらに香りよく、
しっとりしていきます。
余分なバターを落としたら、
有機砂糖をまぶしていきます。
1回目のお化粧です。
少し生成り色がかったおくるみです。
しっかり冷めたら、
2回目のお化粧。
粉糖でふんわり真っ白になります。
仕上げにもう一度粉糖をまぶして完成です。
スパイスやドライフルーツがなじんで、
さらにおくるみの発酵バターや砂糖でしっとりするのを待って・・・、
焼き上げてから食べごろまでにさらに10日ぐらい。
長い長い工程を経てお届けになります。
空色cafe.のシュトレンは、
ふんわりこんもり・・・パンのお菓子ではなくて、
具沢山のフルーツケーキのようなビスケットのようなそんな感じの仕上がりです。
あれ?他のシュトレンより小さめかな?
ふんわりしていない分、詰まっています。
薄くスライスして、少しずつお召し上がり下さい。
クリスマスを待つ毎日に、
小さな幸せを少しずつ。
ただいま出荷中です。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
この上なく贅沢な発酵菓子
「シュトレン2016」
「シュトレン2016」
ホール ¥3500- (ホールは、ギフトパッケージ、オーナメント、クリスマスクッキー付特別パッケージ)
ハーフ ¥1750-
ドイツの伝統的なレシピに会津のいいものを採り入れた、より味わい深いものになりました。
2種類の有機レーズンと無農薬栽培レモンピールは、自然酒のなかでも旨みの濃い『旬味』(仁井田本家)にひと晩漬け込み,よりフルーツの美味しさを引き出しています。
発酵生地は、国産小麦粉、醗酵バター、有機スパイス、『べこの乳』(会津中央乳業)を使い、天然酵母で風味豊かになりました。
生地で包まれた自家製マジパンは、シチリア産の有機アーモンドプードルと『栃はちみつ』(三島町ごっつぁんファーム)で練り上げました。
クリスマスを待つ期間、少しずつスライスしてお楽しみください。ひと口ひと口に素材の味わいを感じらます。
※1個 約450g
※賞味期限1ヶ月以上
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★